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雲南旅行高山病対策

雲南高海抜見所海抜一覧
昆明:1900m
大理:2000m
麗江:2400m、玉龍雪山の雲杉坪3240m、氷河公園4506m、
香格里拉県:3300m、碧塔海3538m、納帕海3266m
徳欽県:3250m、飛来寺3400m、明永氷河2800m


雲南旅行で良く質問されるのが、高山病と考えてみると、一般的に発症する高度は2400m程度と言われていますから、富士登山でも高山病になる訳です。という事は、毎年、富士登山に訪れる多くの中年や老人達が、高山病、高山病と騒いでいるでしょうか?
高山病にも個人差があるようですが、ここクスコに来られる観光客に関しては、毎日のように高山病の症状を訴えて大騒ぎになるようなことは皆無です。しかし、旅行の疲れ、その他の体調の不調で高山病の症状が現れないとも言えません。
そこで、このページでは高山病について、少し予防と対策について案内してみましたので、一読してみて下さい。
症状

個人差がかなりありますが、症状として頭痛、吐き気、食欲不振、不眠、思考力低下が挙げられます。
初期段階として風邪のような症状や元気がなくなって喋らなくなるといったような状況になるようです。これは、一種の酸素欠乏症状で、通常はしばらく安静にしていれば良くなります。また、香格里拉のホテルには酸素ボンベを常備しているところも多いので、少し酸素を吸って回復させるのも良いでしょう。
あくまでも高山病は個人差です。皆が皆、高山病に苦しめば、誰も
香格里拉を訪れることは無いでしょう。また、高地に住んでいる人々も、低地に降りれば体調を崩すこともあるので、どちらにしても環境の変化を受け止め、精神的に強くなることも大事です。経営者の私自身、以前は海岸のあるリマに住んでいましたが、もう香格里拉の環境に慣れてしまったようです。
あと、低酸素という環境が腸の働きを低めるのと、低気圧が相まって、オナラが結構出てきますが、心配無用です。
予防
当地の日本大使館では予防策として、以下を挙げています。
1.高地に到着後の過度な運動は避けて下さい。
飛行機で高地到着後から暫くして軽い頭痛などの症状がでるようです。最初は少し、ゆっくり目の行動を心掛けて下さい。
2.高地到着時翌日はアルコールの摂取を控えて下さい。
飲んでも全然平気な人もいますが、まず様子を見て下さい。また、睡眠薬の服用も控えたほうが良いとの事です。
3.十分な水分を取って下さい。
アルコール以外なら何でも良いとの事ですが、衛生上、水道の生水などは避けて下さい。
4.炭水化物を多く摂取して下さい。
これはすぐにエネルギーになるので良いそうです。あと、飴を舐めるのも良いとの事です。
5.首を激しく振ったりすると、高山病の引き金になるようです。
高地に来て、いきなり激しく踊りだすような人はいないでしょうが、とにかくそうして下さい。
対策
基本的に酸素を吸うのが効果的ですが、吸入は10から5分位にしましょう。もし、それ以上吸いたい場合も間欠的に行って下さい。あと、ペルーではコラミナという飴が高山病対策の商品として薬局で売っていますので、お勧めです。
その他、ダイアモックス(スペイン語ではディアモックス)という、服用薬もありますが、本来は緑内障の治療薬なので、利用される方は医師の相談をお勧めします。
ちなみに、多くの症状は頭痛となっていますので、欧米人はアスピリンで対応しています。これが最も便利な対策ではないでしょうか。
海外旅行保険には入っておきましょう。肺水腫になったらチャーター便で香港に搬送です。400万円ほどかかります。
最後に
非常に稀なケースで、症状が酷くなることもありますが(邦人訪問客では年間数人程度)、その時は我慢せずにホテルや旅行社に相談して下さい。弊社では電話相談から医療機関の紹介、また通訳の手配も承っております。
日本旅行医学会のホームページの「高山病で死なないために」も是非ご一読を。「ダイアモックスの処方が可能な病院リスト」もあります。