●タイ族の新年の最も盛大なお祭り

水掛祭り
みずかけまつり

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民族:タイ族  開催地:シーサンパンナ  開催日:毎年4月13日〜15日
 
毎年タイ暦の6月24日から三日間続く水掛祭りタイ族のもっとも盛大な年越し行事である.水かけ祭の起源はこの地に伝わる伝説に由来します。今から約100年前、この辺の山の中にパンツャーコムと言う悪魔が住んでいました。魔法を使い、強カな武器を携えているこの悪魔は自分の思いのままに周囲の村を荒らし、力ずくで7人の美しい娘をさらい、自分の妻にしました。傍若無人な行いをするこの悪魔に村一番の力持ちの若者が剣を片手に立ち向かい、悪魔の体に剣を突き刺しましたが、悪魔は不死身で、返り血を浴びたこの若者は体が腐り、死んでしまった。それ以来,村の人達はますます悪魔を恐れて、近づくこともできませんでした。悪魔にさらわれた7人の娘の一人とても聡明なナンムォーナにある日仙人が言いました「悪魔を倒すにはどんなに鋭い刃も役に立たない。ただ一つ、奴を殺す方法は悪魔自身の髪の毛で首を締めることだ」。ある夜、ナンムォーナは悪魔が寢静まっているときに,本髪の毛を抜き、その毛で首を締めました。悪魔は両眼を開き、雄叫びを上げて苦しみ、とうとう首が体から切り離され、大量の血が飛び散りました。ナンムォーナは返り血を浴びましたが、他の6人の娘や村人達が水をかけ、血を流し落としました。おかげでナンムォーナは体が腐ることなく、村人に尊敬され幸せに長生きしたと言うことです。この悪魔を倒したとされるのがタイ族の新年にあたります.以来、この地方の人人は年の始めに、一年の災を除き、病魔を追い払い、健康のうちに物ごとすべてが順調にはこぶよう祈りながらお互いに水を掛けあって身体を清めて祝福する。 
水かけ祭の間に行う伝統行事:

【放高昇】
竹製の大型ロケット花火。竹の中に火薬を詰めて作られ、同じく竹製の櫓を組んで。ここから打ち上げます。各村で作られ集められた高昇は村の一年の豊作を祈って祭りの間に打ち上げられます。

【香 包】
求愛の行事,ワタの実や綿を入れひし形に包んだ。布製の“彩球”を若い男女が投げ合う。その際、思いをよせた相手に投げ。球を受けとると相手の想いを受け取った意志表示になる。お互いの想いが通じると男性は女性に花、女性は男性にハンカチなどのプレゼントをする。

【龍船競渡】
レース2艘あるいは3艘で行われるタイムレース。船の長さには規定があるが、人数は決まっていない。中央ではドラが打ち鳴らされ。音頭をとる。優勝のチームには、一年の幸福が約束されると言い伝えられる。

【孔明灯】
一般に水かけ祭の日の前夜に打ち上げられる(約10個)。三国時代にこの地を訪れた諸葛孔明をしのんで、この名が付けられました。当時の戦術のしつであったと言う話もあります。現在では天高く打ち上げることにより、天に向かい油をしめらせた布を十字に雨ごいの意味を持ちます。組み合わせ火をつける。

【水掛祭り写真集】
シーサンバンナの龍舟祭
タイ族暦の正月
 
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