●雲南最古の禅宗寺院 

筇竹寺
きょうちくじ

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昆明市の西北郊外12kmのところに玉案山という幽玄な雰囲気の山があり、その山腹に筇竹寺はある。雲南地方で最初に建立された禅宗寺院として名高い。

寺名に関しては以下のように伝説がある。宋の時代、ここに住んでいた高光・高智兄弟が獣を追って玉案山に入ると、獣が突然姿を消し僧侶が現れた。しかしもう一度よく見て見ると、そこにもう僧侶はおらず竹製の杖が地面に刺さっていた。兄弟二人は杖を抜こうとしたがどうしても抜けず、翌日再び訪れてみると、そこは立派な竹林になっていた、高兄弟はこれを神霊の啓示だと悟って、寺院を建立して一帯を聖域とした。

信頼できる記録によると、筇竹寺は元代が雲南を征服した後(13世紀)に創建された。明の永楽十七年(1419年)に大火で消失したがすぐに再建され、清代に何度も修復され現在に至っている。

筇竹寺でもっとも有名なものは極彩色の“五百羅漢像”。清の光緒年間九ー十六年(1883−1890年)にかけて、当時、彫刻家として有名であった四川省の黎広修と彼の弟子たちによって製作された。羅漢像は大殿、天台莱閣、梵音閣の壁に沿って上、中、下の三段に置かれていて、高さは中段と下段の羅漢像が1.2−1.4m、上段の羅漢像が1m前後。清代に作られた泥塑像としては最高のレベルを誇り、一つとして同じ姿のものはなく、表情も非常に豊かである。
 

筇竹寺−昆明旅行

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